5.27.2015

三頭山

三頭山

ピークが三つある。鶴峠から

2017年5月26日 



Geographicalのトラック。山と高原地図よりも安上がり。
ハイキングならガーミンの代用として使えるか、、



member 太郎 伊藤フミヒロ記

天候 はれ

 このあいだ武甲稜線笹尾根の日原峠を訪ねたとき、車で小菅の湯まで足を延ばした。途中に鶴川源流の鶴峠に三頭山への登山口があってラクに往復できるらしい。
 鶴峠は小菅と上野原を結ぶ古道(西原道)にあって、今は県道が通じている。観光ドライブ向きだが細道が随所にあってサンデードライバーには難度が高いかも。iPhone用のGPSアプリ、Geographicalの評判を聞いたのでそれも試したい。
県道沿い飯尾の集落、このあたり一帯が西原

鶴峠の地蔵様

雑木のきれいな尾根を登る


 11時半にスタート。スギの造林森から天然の雑木の尾根に上がり、新緑のきれいな山道を辿る。都会は真夏日になるとかの予報だったが、日差しはさほどでもない。尾根道はいくつかコブを越えていくが直線ルートなので早い。神楽入の峰1447mを過ぎてひと登りで三頭山ピーク。2時半。峠からの標高差は700mもないが水平距離が長い。
 夏の陽気で山はかすんでいる。富士山はわからず、小金沢連峰や三つ峠、大菩薩峠などが見える。東峰の展望台からは御前山など北の山がいくつか見えた。
西に小金沢連山など

山腹をまく古い道

 帰路はいったん北尾根(ヌカザス山側)に下り山腹北側をまくトラバース道を選ぶ。枯葉の溜まった緩い下りがえんえんと続く。ハイキング道というよりも古道のように見えるが小菅の村人が利用したのだろうか。数馬など南秋川へ通じる細道があったのかもしれない。あるいは今は湖底に沈んだ小河内の人が上野原へ抜ける道だったのかも。
 4時半終了。石仏など見かけたのは、鶴峠の首なし地蔵がひとつだけ。小菅の湯でのんびりして翌早朝に帰京。





5.18.2015

伊豆大室山2

伊豆大室山2
グランドサーマル豊富
member 小谷 島袋 伊藤フミヒロ記 






5月17日 日曜日 はれ
 
 先週に続いて条件がよいらしい。相乗りで出かける。大山や箱根山の山頂部はガスがかかっていて、湿気が多いようだ。10時ころ、みあげる大室山も雲の中だったが次第に姿を現す。リフト小屋の風速計では7~8m。ちょうどいい。





 出だしは東風でリフト小屋そばから出る。観客は多くあいかわらず。
 今井浜の人もきていてサーマルを使って上手に上げていた。東の風からだんだん南の風に変わる。午後まで具合のいい風で、のべ7~8回飛ぶ。トータル1時間半ほど。御大はいばらでグライダーを破いてしまった。小さなほころびだが修理が必要。山焼きで燃え残ったいばらの枝は曲者だという。

 エリア会員に入れてもらう。いつきても自由に飛べることになった。

動画


 動画2
  Saturday, May 16, 2015

5.10.2015

大室山のパラグライダー

大室山パラ
クラシックエリアのリッジソアリング
member 小谷 島袋 伊藤フミヒロ記 

2本目はてっぺんに戻れなかった。中腹火口がわかる

大室山火口



5月10日 日曜日 はれ
 
 伊豆の大室山は、いまどきは流行らないパラグライダーのクラシックなエリアだが、かっては日本でいちばん人気のある山だった。30年以上前。カモシカのダンプさんあたりがホームエリアとして盛んにトレーニングしたところだ。というのも、そのころダンプさんと平田健ちゃんのパラグライダーの本を作ったことがあるのでそんな昔話を知っているのである。そのころ自分がここで飛ぶことなど予想もしなかった。
観光の人がいっぱいで恥ずかしい

御大の安定フライト

別荘エリアからサーマルが上がる

 大室山が大好きな小谷御大と島袋氏に誘われて相乗りで大室山へ。久しぶりというか前回来た時は風が悪く飛べなかったので初飛び。リフトで観光のお客様と一緒に上がる。池観光という会社が営業していて、ご存じ、伊豆高原屈指の観光地。池というのは地名で大室山南麓のせき止め池のあたりの平こと。
 午前中に2本。1本目は30分ほどのフライト。リッジソアリングは山肌に当たる上昇風を使って斜面ぎりぎりを行ったり来たりして攻める。尻が斜面につく直前に風に乗って舞い上がる。一瞬も気が抜けない、が面白い。
 2本目は具合がよくサーマルに乗って高く上がっので海に向かって飛ぶ。写真撮影に手間取っているうちに高度を落としテイクオフに戻ることができなかった。メインランディングに着地。30分のフライト。後ろを見るのを忘れていた、カンが鈍っている。
 昼過ぎ、3本目をとリフトで上がるが風が強過ぎでリフトで下山。こんな判断は年の甲ならでは。
 先達二人も大室山の強風フライトをたっぷり楽しんだよう。用事がすんだので伊豆スカイラインでさっさと帰京。


 小谷さん、島袋さんと久しぶりに飛べたのがよかった。こんな強風のリッジソアリングができるようになったのも、山中湖大平山での何年かの訓練のおかげだ。その古い仲間と飛べたのでこのところ願っていた事案が片づいた。
 帰路の車中で、今日まで大過なく飛べたのも今は亡き水野先生の教えがあればこそ、そのほかゴシップあれこれを語り合う3人組であった。
3人のランチ。今日はローカルもこなかった(御大撮影)


5.04.2015

栗駒山と鳥海山

栗駒山と鳥海山
北の山で春スキー
栗駒山と網帽子三人組

栗駒山頂、けっこう急
たのしいオートキャンプ

member 羽根田オサム 松倉カズオ 伊藤フミヒロ記 

5月2日 土曜日 はれ
 
 早朝出で東北道へ。行先を相談しながら北上。まずは久しぶりに栗駒へ。スムースに走っていたが一ノ関で事故渋滞があっていわかがみ平到着は1時過ぎ。山登りするにはいかがなものか、という時間だが、天気は晴朗、雪は辛うじて山頂まで続いているようだ。1時半スタート。山は空いていて、数人の下山者とすれ違う。山頂3時半。標高差は500mほどで、ひと滑りで戻る。4時半終了。スキー板にマツヤニなのかタールがついて滑らない。暖かい日が続いて雪融けが早いようだ。クローズの5時前にゲイト通過。

 いわかがみ平下の国民宿舎が名前を変えていたが温泉は変わらずに上等。岩手・宮城内陸地震は平成20年のことだったから7年前、このあたりはようやく以前の様子に戻ったようだ。
うるわし栗駒山

東栗駒は雪なし

今シーズンはもうおしまいか

 東北道から山形道にまわり月山道駅でキャンプ。明日は鳥海山へと話がまとまる。フェイスブックで知り合いの動向を見るとあちこちの山へ入っているのがわかる。ガイドツアーは鳥海山が圧倒的に多い。児玉組は八甲田から鳥海へ回るようだ。

うるわし鳥海山
鉾立からスタート。山頂遠い

新山山頂から七高山を見る

5月3日 日曜日 はれ

 鳥海ブルーラインのゲートは8時に開く。鉾立の広場はスキーヤーや登山者、観光の人でにぎやかだ。9時過ぎスタート。山頂を目ざすにはいかがなものかという時間。夏道伝いに上がってしばらくしてシールで登高。笹が出ているところがあって1、2度スキーを脱ぐ場面も。雪融けが半月ほど早いらしい。鳥海湖の斜面で滑ってる人も多い。扇子森を越えたところから七五三掛までは夏道、スキーをザックにつけて登る。文珠岳まで登って滑り下りてくるグループがいる。
千蛇谷を滑る

文珠岳を滑る

七五三掛のトラバース。行きは水平、帰りはいっきに滑る

 七五三掛から千蛇谷へのトラバースは急斜面を水平に横切る。今日はくされ雪で不安はないが、凍っていたら怖そうだ。下山者と入れ違うように山頂に立つ。2時。山頂は2度目。鳥海山はルートが何本かあるが、好天に恵まれて山頂に立てればラッキーと言えるだろう。何度訪れてもピークハントできない人もいるようだ。スキーなら祓川ルートがいちばん素直か。
 だれもいなくなったピーク、直下から滑走。往路を戻る。笹の島が出ているのでスキーを脱がずに下るラインを選ぶのに頭を使う。4時半終了、クローズの5時直後にゲイト通過。
 象潟道駅で夕日を眺めながら温泉。宿さがしするが見つからず酒田の町に寄ってから月山道駅で再びキャンプ。ここはスイートホームのように居心地がいい。天気がよく予備日を使うことなく2山を巡ったのでこれで今回は良しとしよう。


 翌朝、田麦俣とゴージャスな山形道SA寒河江を見学してから、大渋滞の東北道下り線を横目に昼には帰京。好天が続いた今年のゴールデンウイークだがどうやら下り坂らしい。
 どこかで時計を紛失、かわりにまちゃんから足に合わないというモントレルの靴をもらった。
 効率よく安上がりなツアーが楽しめました。みなさんありがとうございます。
鳥海湖。何年か前スピードパラで飛び降りた

 
鉾立ルート。早朝発がよい

一部拡大

5.01.2015

朝霧高原パラグライダー

朝霧高原のパラ
ひさしぶり

member 伊藤フミヒロ記 


今日の朝霧は北側の高原エリア

毛無山頂まで上がるとハイカーが手を振ってくれた


4月30日 金曜日 はれ
 

 週末に行こう、とパラグライダーの仲間から誘われたが、山へ行くのでちょっと無理。今日ならと、結局ひとりで出かける。とはいってもパラの営業エリアに行けばいつでもだれにでもオープンでウエルカム、お客様扱いしてくれるので、ソロでクライミングするような根性は不要。
 ホームエリアの河口湖が突然閉鎖になって仲間は困っている。近辺のどこか飛ぶエリアを探しているようだ。とはいえマイナースポーツのパラには、そんなに都合のいいところはかんたんには見つからない。エリアも人口もジリ貧なのだ。これを潮におしまいにするか、という人も多い。なんせみんな中高年、老人なのである。
 朝霧高原には日本を代表するエリアが二つある。誘われたのはあまりなじみのない北側のエリアだったので、今日はそこに行ってみる。中途な知り合いがいないんが逆に気楽。昔数回飛んだことがある。朝霧エリアは富士山を正面に見てフライトできるので人気が高い。河口湖の絶景には及ばないが、ここも好エリアでとなりのスカイ朝霧とともに富士山展望がウリ。富士山はいい山だがいつも見ていると実のところ新鮮さはない。GWとあって福島からやってきたという人と話をしていっしょに飛んだが、間近に富士山に接しとっても感動していた。

 昼前にテイクオフ。風が強いが、風が強いのは得意。好条件ですぐに上がって稜線まで。南アルプスがよく見える。雪をかぶった聖から赤石、荒沢、塩見と、夏に歩いた身近な山々が並んでいる。
 風もいいのであれやこれや練習する。一度、中途半端なスパイラルをしてキャノピーが暴れてあせったが、これも練習のうち。
 2時間近く飛んでもういいかとランディング。
高原エリアは久しぶり。テイクオフが眼下に、遠くに嗚呼河口湖エリア

聖、赤石、荒川、塩見


久しぶりなので心配もあったが不都合もなく、十数年もやっていることなんでカラダが覚えているという感じでなんのこともなかった。それよりも気分の方がモンダイで、想像していたとおりなのだが、パラは面白いがあれこれだいたいが経験済みのことで、残念ともいえるが、新鮮味はなかった。うーん、、。

 ご無沙汰してたが、久しぶりにやってみれば面白いというのはクライミングとかディンギーなどでも経験済のことで、さらにこのあとがんがんやるか、と聞かれれば、ま、そこそこ、古い仲間とのお付きあいで楽しみたいな、という感じ。やはり年の甲というか老化なのだろう。

 
飛べば面白い